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マークの意味から等級までタイヤのラベリング制度完全ガイド! マークの意味から等級までタイヤのラベリング制度完全ガイド!

タイヤのラベリング制度は、JATMA(日本自動車タイヤ協会)が策定した業界自主基準です。
これは、転がり抵抗(燃費)とウェットグリップ性能(雨天時の安全性)という重要な2つの性能を、
分かりやすい等級(ラベル)で表示する仕組みです。2010年1月に始まり、
消費者が安全でエコなタイヤを正確に選べるよう役立っています。

マークの意味

転がり抵抗マーク

転がり抵抗
マーク

転がり抵抗とは、走行中にタイヤが受ける抵抗の一種で、車体の空気抵抗や加速時の慣性抵抗と並ぶ主要な抵抗要素です。タイヤへの荷重に対する転がり抵抗の比率を「転がり抵抗係数」といい、この値により性能はAAAからCまでの5等級に分類されます。転がり抵抗が小さいほど燃費は向上し、一定速度走行では燃費への影響が最も大きく、市街地走行でも寄与率は7~10%程度です。例えば、転がり抵抗を20%減らすと、燃費は約2%向上するとされています。

ウェットグリップ性能マーク

ウェットグリップ性能
マーク

ウェットグリップ性能は、雨天時など濡れた路面でタイヤがどれだけ路面を捉えるかを示す安全性の指標で、特にブレーキ時のグリップ力を評価します。この性能は、滑りやすい路面での制動距離や操縦安定性に大きく関わるため非常に重要です。国際規格「ISO 23671」に基づき、基準タイヤとの比較から算出した指数(ウェットグリップ指数を100倍した値)によって評価されます。評価結果はa(最も高い)からd(低い)までの4等級に分類され、高い等級のタイヤほど雨天時の制動距離が短く、安全性が高いと判断されます。

低燃費タイヤ統一マーク

低燃費タイヤ統一
マーク

「低燃費タイヤ」とは、JATMA(一般社団法人日本自動車タイヤ協会)が定めたグレーディングシステムに基づき、燃費効率に直結する転がり抵抗性能において最高ランク群の「A等級以上」を達成し、なおかつ安全性を確保するための最低基準として雨天時のグリップ力を示すウェットグリップ性能が「d等級以上」という相反する二つの厳しい性能要件を同時に満たしたタイヤのみが認定され、その基準達成の証として消費者が一目で識別できる「低燃費タイヤ統一マーク」の表示が認められるものです。

グレーディングシステム
(等級制度)

「転がり抵抗性能」と「ウェットグリップ性能」を以下に等級分けしています。

■ 転がり抵抗係数 …… 5等級
(グレード AAA 〜C)
■ ウェットグリップ性能 …… 4等級
(グレード a 〜d)
転がり抵抗係数(RRC) 等級
RRC≦6.5 AAA
6.6≦RRC≦7.7 AA
7.8≦RRC≦9.0 A
9.1≦RRC≦10.5 B
10.6≦RRC≦12.0 C
単位(N/kN)
ウェットグリップ性能(G) 等級
155≦G a
140≦G≦154 b
125≦G≦139 c
110≦G≦124 d
単位( - )
※転がり抵抗係数が12.0を超える又は、ウェットグリップ性能が110未満のタイヤは当該制度の対象外です。上記の等級分けにおいて、転がり抵抗性能の等級がA以上且つ、ウェットグリップ性能の等級がa~dの範囲内にあるタイヤを「低燃費タイヤ」と定義しています。

ラベリング方法(表示方法)

「転がり抵抗性能」と「ウェットグリップ性能」を以下に等級分けしています。

■ 低燃費タイヤの場合

この表示のあるタイヤは、転がり抵抗性能が AAAグレード、ウェットグリップ性能がaグレードであり、更に、低燃費タイヤであることを示します。

低燃費タイヤの表示

■ 低燃費タイヤでない場合

この表示のあるタイヤは、転がり抵抗性能が Bグレード、ウェットグリップ性能が bグレードであることを示します。

低燃費タイヤの表示

低車外音タイヤの
ラベリング制度

日本では自動車の走行騒音対策として車両への騒音規制が段階的に強化され、エンジン音の低減が進んだ結果、近年ではタイヤが発する騒音の割合が高まっています。これを受け、国連欧州経済委員会(UNECE)が定めた技術基準「UN R117-02」に基づく車外騒音基準を満たすタイヤの装着が、2018年から新車に段階的に義務付けられました。一方、市販タイヤには国内規制がないため、業界では自主的に「UN R117-02」基準を満たすものを「低車外音タイヤ」と定義し、ラベルやカタログ、ウェブサイトなどでその表示を行う制度を設け、普及を促進しています。対象は乗用車用、小型トラック用、トラック・バス用の夏冬タイヤです。

■ 低車外音タイヤの基準について

「低車外音タイヤ」の基準とは、UNECEの「UN R117-02」に定めるタイヤの車外騒音基準値のことで、各タイヤカテゴリーについて以下の通り規定されています。

UNECEの「UN R117-02」に
定めるタイヤの車外騒音基準値

■ 乗用車用タイヤ
断面幅 規制値db(A)
185以下 70
185超245以下 71
245超275以下 72
275超 74
■ 小型トラック用タイヤ
用途カテゴリー 規制値db(A)
トラクションタイヤ※1以外 トラクションタイヤ
ノーマルタイヤ 72 73
スノータイヤ 72 73
スノータイヤ(過酷な降雪条件下用) 73 75
特殊用途タイヤ 74 75
■ トラック・バス用タイヤ
用途カテゴリー 規制値db(A)
トラクションタイヤ※1以外 トラクションタイヤ
特殊用途タイヤ 73 75
スノータイヤ 73 75
スノータイヤ(過酷な降雪条件下用) 74 76
特殊用途タイヤ 75 77
※1 トラクションタイヤとは、さまざまな状況において力の伝達をする為、主に車両の駆動軸に装着することを目的とした小型商用車用タイヤ又は中型・大型商用車用 のタイヤで、そのトレッドパターンが一定の技術的要件を満たしているものです。 ※「過酷な降雪条件下で使用するためのスノータイヤ」、エクストラロードタイヤ、レインフォースドタイヤ、またはこれらの組み合わせについては、上記基準値を1 dB (A) 引き上げるものとする。 ※UN R117-02規制の対象外となるタイヤ(応急用スペアタイヤ、プロフェッショナルオフロードタイヤ等)は、当該制度の対象外です。
※車内静粛性を示すものでは ありません。
低車外音タイヤ
上記の表に記載した、UNECEの「UN R117-02」に定めるタイヤの車外騒音基準値を満たしたタイヤは「低車外音タイヤ」の呼称やそれを表すアイコンが表示されます。 ※車内静粛性を示すものでは ありません。