JATMA(一般社団法人日本自動車タイヤ協会)が2010年より業界自主基準としたグレーディングシステムで、
低燃費(転がり抵抗性能)と安全性(ウェットグリップ性能)が一定以上のレベルを満たしたタイヤを対象にしています。
グレーディングシステムに基づき、転がり抵抗性能が「AAA」「AA」「A」、ウェットグリップ性能が「d」以上のものが低燃費タイヤに該当します。
転がり抵抗性能が「B」「C」、また安全性の面からも、ウェットグリップ性能が「d」に満たない場合も低燃費タイヤには該当しません。
タイヤは主要素材にゴムを使っています。
自動車がタイヤのグリップを利用して、走る、曲がる、止まるといった基本的な動作ができるのは、ゴムと路面で起こる摩擦を活かしているからです。
しかし、この摩擦は走行抵抗のひとつである転がり抵抗となり、抵抗係数が高くなると燃費は悪化してしまいます。
一般的に転がり抵抗の低減を追求すると、タイヤのグリップ力は低下します。
2つの性能は相反関係にあります。
しかし最新の技術を組み込んだ低燃費タイヤは、その相反する課題を克服するために様々な工夫を実施しています。
空気圧は徐々に下がります。これはタイヤの分子構造より空気の分子のほうが細かいからです。
低燃費タイヤは適正な空気圧で使用することが大切です。
低燃費タイヤには、下記のラベルが(例は、転がり抵抗性能AA・ウェットグリップ性能b)表記されています。
低燃費タイヤの場合は、このマークが印されます。