【コラム】映画に登場した“あの車”のホイール_01、Fast & Furious (ワイルドスピード)
カー×カルチャー
2001年公開のアメリカ映画。ロサンゼルスを舞台にドラッグレースに熱中するストリートレーサーたちを題材としたカーアクション映画である。アメリカのストリート・レース文化にのっとり、スポーツコンパクトと呼ばれるカテゴリの日本車が数多く登場する。また当初の裏テーマは「アメ車vs日本車」ターボやテクノロジーを駆使したナードな日本車とパワーこそ正義な粗暴なアメ車の対比も魅力の一つ。
目次
ワイスピ劇中車とホイール
伝説の始まりを飾るブライアンの「三菱 エクリプス 」
「アクシスホイール セブンシリーズ」
車種:Mitsubishi Eclipse
捜査官だったブライアンがストリートレーサーに溶け込むための足として使用していた車です。ドミニクと最初にレースをしたときの車でもあり、多くのファンにとっては「ワイスピ伝説の始まりを象徴する車」
ホイール:アクシスホイール セブンシリーズ
90'sから00'sのスポコンブームにおいて人気を博したブランド。その中でもセブン(se7en)シリーズは、現在かなり希少モデル。他シリーズでも、深リムやコンケイブホイールが特徴的で、セブンはシンプルながらも動きのある面を表現。
伝説のトヨタ スープラ Mk4と幻のホイール
「レーシングハート M5 TUNERS」
車種:Toyota Supra Mk4
ブライアンがエクリプスの代わりに、ドミニクのガレージで一緒にレストア(復元)する車として登場。有名な「10 seconds car」で、レースウォーに勝つために 制作されました。
ホイール : レーシングハート M5 TUNERS
レーシングハートからM5。5本スポークデザインで、深いリム(リップ)が特徴。 海外輸出専用モデルとのことで、こちらも入手困難なホイールに。オークションなどのオンラインマーケットプレイスでは、中古品やレプリカが出品されていることがあります。価格は状態やサイズによりますが、約$4,000(約56万円)で取引されている例も。
地味だけど欠かせない名脇役 ヴィンスの日産マキシマ
そして歴史ある「TSW」
車種:Nissan Maxima
レティやハンが謎の復活を果たす中、未だに蘇生を果たせないヴィンスのクルマ。予算を抑え、なおかつ主要キャラを目立たせるために地味なものを、という背景でマキシマが選ばれました。結果的に作中90年代の雰囲気を最も漂わせるクルマの一つに。
ホイール : TSW Trophy
世界で最も古いアフターマーケットアロイホイール会社の1つ。1960年代に元F1レーシングドライバーのエディ・ケイザンによって設立。南アフリカの小さな製造施設とショップから始まりました。TSW Trophyは、シンプルながらも存在感のあるデザインで、スポーツカーやセダンにマッチする汎用性の高いホイールです。 当時のカスタムカーシーンでは定番の選択肢となっていました。
ブライアンの勝利を飾ったスカイラインGT-R(R34)
不朽のデザイン「HRE 446」
車種:NISSAN SKYLINE GT-R (R34)
ブライアンは日産スカイラインを駆り、テジ主催のストリートレースに参加。 友人のスーキーや対戦相手のスラップ・ジャック、オレンジ・ジュリアスらと レースを繰り広げる。象徴的なブリッジジャンプを成功させる勝利を収めるが 警察が現れたため全員が逃げざるを得なくなる。その後たびたび出てくるESD ハープーンを射たれ…。
ホイール : HRE 446
アメリカン鍛造ホイールの「HRE」。446はかつて同社より販売されていた絶版モデルですが、今なお色褪せないタイムレスなデザイン。HREはアメ車、ユーロ系、JDMも関係なしに何にでもマッチする最高のブランドだと認識せざるを得ません。
国境を越えるフォード・グラントリノ スポーツ
「Coy's C-67 Gun Metal」
車種:Ford GranTorino Sports
フェニックスが駆るフォード・グラン・トリノ。発見されないようにトンネルを使いながら国境を越えて「ブツ」を運ぶためにフェニックスは車を先導してアメリカとメキシコの国境を越える役割を担う。エンジンはFord 429 Cobra Jetで、Holleyのキャブと燃料ポンプ、K&Nのエアフィルターなどが装着されている。
ホイール : Coy's C-67 Gun Metal
アメリカのホイールブランド「Coy’s Wheels」が展開する、クラシック・マッスルカー向けのホイールです。往年のアメリカンレーシングスタイルを踏襲しながら、現代の製造技術によって洗練された仕上がりが特徴。スポークはやや肉厚で、重厚感とスピード感を両立。
まとめ
映画の中で輝く名車たちに彩りを添えるのが、こだわり抜かれたホイールの存在です。それは単なるパーツではなく、キャラクターの個性や物語の背景を語る“もうひとつの主役”。画面の中で一瞬しか映らなくても、選ばれた理由がある。それが映画車両の奥深さです。
名車の足元に込められた美意識に触れれば次に映画を観るとき、きっと違う景色が見えてくるはず。
あなたの“お気に入りの一本”も、スクリーンのどこかで走っているも…
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